株式会社G-7ホールディングス(7508)
開催日:2017年9月16日
場 所:エルガーラホール(福岡市中央区)
説明者:代表取締役社長 金田 達三 氏

 

1.会社概要
・ 当社は、オートバックス、業務スーパーなどの事業を行うグループ会社の経営戦略・管理・運営等を行う持株会社です。設立は昭和51(1976)年6月18日、資本金は17億8,570万円です。代表者は私、金田達三(かねだ たつみ)です。
・ 本社は兵庫県神戸市須磨区弥栄台の工業団地内にあります。付近にはオリックス・バファローズのサブ球場や、ヴィッセル神戸のホームスタジアムである神戸総合運動公園ユニバー記念競技場があり、たいへん環境の良いところです。
・ G-7グループは、国内は株式会社G-7ホールディングス以下、7社の子会社があります。海外はシンガポールのG-7インターナショナル(G7 INTERNATIONAL PTE. LTD.)以下、マレーシア、ミャンマー、インドネシア、タイ、台湾に子会社を展開しています。
・ 当社創業の原点は、現名誉会長である木下守が昭和50年に兵庫県加古川市のボウリング場「セブンボール」の駐車場内で開業したカー用品店です。「ガッツ」「グローバル」のGと、創業の場「セブンボール」の7に由来し、当社およびグループ会社の社名に「G-7」という冠をつけています。
・ 平成8年、大阪証券取引所市場第二部に上場し、初値4010円をつけました。平成13年に東京証取引所市場第二部に、平成17年に東京証券取引所・大阪証券取引所市場第一部に指定替えしています。この間に業務スーパーを展開する株式会社サンセブン(現・株式会社G-7スーパーマート)を設立、平成23年より海外進出を開始しています。
・ 平成18年にグループ会社を統合するホールディングス制を取り、株式会社G-7ホールディングスに組織・商号を変更しました。
・ 創立40周年を迎えた平成27年、売上高1,000億円を突破しました。現在日本にある約400万社の会社のうち上場会社は3,560社、一部上場は2,030社、売上高1,000億円超の企業は約900社で、そのうちの1社が当社であることを非常に誇りに思っています。
・ 平成29年3月期の連結売上高は1,103億円です。業績は右肩上がりに順調に推移しています。
・ G-7グループの主な事業は、「オートバックス・車関連事業」「業務スーパー・こだわり食品事業」「その他事業」です。当社は株式会社オートバックスセブンを本部とするオートバックス事業のフランチャイジーとして、FC店・直営店を合わせた約600店舗のうち73店舗を運営しています。2番手である株式会社アイエーは30〜35拠点を運営しています。業務スーパーは、本部である株式会社神戸物産に加盟する約700店舗のうち当社が135店舗を運営しており、2番手は45店舗です。どちらも2番手に倍以上の差をつけており、オートバックスと業務スーパーのメガフランチャイジーといえます。オートバックス事業は株式会社G-7・オート・サービス、業務スーパー事業は株式会社G-7スーパーマートが国内の営業会社です。
・ 小売業界における当社のポジションは104位(平成29年6月28日掲載「日経MJ小売業売上ランキング」より 以下同)です。株式会社G-7・オート・サービスは267位、株式会社G-7スーパーマートは182位です。株式会社オートバックスセブン(オートバックス本部)は67位、株式会社神戸物産(業務スーパー本部)は56位です。ちなみに小売業売上1位はイオン株式会社(売上高8兆2,100億円)、2位は株式会社セブン&アイ・ホールディングス(同5兆8,356億円)、3位は株式会社ファーストリテイリング(同1兆7,800億円)で、104位の当社(同1,103億円)と3位の間には1兆円以上の開きがあります。

 

2.G-7グループの主な事業
・ 「オートバックス・車関連事業」の主な事業は、オートバックスのカー用品販売、ガソリンスタンド「エクスプレス」の運営、「オートバックスカーズ」のクルマの買い取りと販売、サーキットの運営、洗車・コーティング「クリスタルセブン」、板金「BPセンター」です。これらは四輪の事業で、「バイクワールド」で二輪事業も展開しています。
・ 現在、カー用品の販売は極端に下降しています。日本の普通車の保有台数はピーク時の約6,000万台から年々減少し、若者のクルマ離れも急速に進んでいます。そこで、小学生ぐらいのお子さんにクルマ好きになっていただくために、サーキットを運営しています。
・ コーティング事業では、2万円で約半年間、水垢がついてもすぐ取れるというコーティングと洗車を行っています。
・ かつて交通事故による死者が年間約1万人という時代がありましたが、ぶつからない車、追突しないクルマが発売されて事故が激減し、現在は年間約3,000人となっています。オートバックスでも誤発信防止装置「ペダルの見張り番」を販売しています。「BPセンター」は保険会社からの依頼でクルマの修理を行います。
・ ガソリンスタンドの数が10年前の約半分に減っています。法改正で設置から40年経過したタンクの交換が義務づけられ、その費用が5,000〜6,000万円かかるために小規模ガソリンスタンドが存続困難となったこと、また、電気自動車、水素自動車、ハイブリッドカーの出現でガソリンの消費量が減ったことが原因です。車の関連事業者としてこの事態を看過できず、ガソリンスタンド「エクスプレス」の展開を開始しました。現在7拠点で、更なる出店を考えています。
・ 「業務スーパー・こだわり食品事業」では、株式会社G-7スーパーマートが業務スーパー等を運営し、株式会社G7ジャパンフードサービスがプライベートブランド(PB)商品の開発や、全国約5万点の日本の食材をこだわり食品として全国に卸売する事業を行っています。
・ 株式会社G-7ミートテラバヤシは、精肉を加工し業務スーパーや「めぐみの郷」内で販売します。2年前にM&Aを行いグループ化しました。業務スーパーとセットで出店しています。
・ 「その他事業」は全体の約5%を占めています。株式会社G-7アグリジャパンが運営する「めぐみの郷」は、創業者が6年前につくった民間の「道の駅」のようなものです。農家が持ち込み値段をつけた農作物を販売して手数料をいただくもので、2年前までは利益が出ていました。しかし、商品をすべて農家からの仕入にして売上を計上するかたちに変えたところ、ノウハウを持たないためにロスが出て赤字になりました。その時点で事業を止めてもおかしくないほどの赤字でしたが、農家には非常に喜ばれ当社も勉強になりました。改善結果が平成30年頃から本格的に現れると予想しています。現在は兵庫、奈良の関西圏のみですが、将来的には全国展開を考えています。
・ 株式会社G-7リテールジャパンは、不動産のリユース事業や「カーブス」という女性専用の健康体操教室の運営を行っています。健康づくりに役立ち、ビジネスとしても収益が上がっています。現在、当社は神奈川県横浜市で展開中です。
・ 株式会社G7ジャパンフードサービスは、チーズタルト専門店「BAKE」を大阪の阪神百貨店とあべのハルカス近鉄本店、京都の寺町、そごう神戸店に出店しています。素材はすべて北海道産で、1店舗で1日約5,000個売れる人気ぶりです。
・ 株式会社G-7・オート・サービスでは、オートバックス内や業務スーパー内にコインランドリーとたい焼きの店を出店しています。コインランドリーは布団も洗えるので、お客様は必ずといっていいほど車で来られます。すると、オートバックスでオイル交換もタイヤ交換もしていただけます。お客様を惹きつける、こうした新しい事業にもチャレンジしている最中です。
・ 平成29年6月30日現在、G-7グループが運営する店舗は国内・国外合わせて409店舗というストアネットワークになっています。
・ 九州のG-7グループ店舗は5店舗あります。業務スーパーは新宗像店、塚原台店、箱崎駅店、あけぼの店の4店を展開しています。その他、博多市内で業務スーパーの出店がほぼ決まっています。太宰市大佐野にあるバイクワールド太宰府店は、開店して5年ほどになります。

 

3.平成30年3月期第1四半期業績および通期予想
・  平成30年3月期第1四半期の業績は、売上高は前年同期比8.4%増、経常利益も同32.9%増と成長しています。通期予想は売上高1,177億円、経常利益43億円と約2割増を見込んでいます。当社は例年、増収増益で「合格」としていましたが、平成30年3月期はこの数値を必達としています。予算達成の増収増益を目指し、順調に進んでいます。
・ オートバックスの既存店の平成29年4〜6月の平均売上は、前年比で107.6%と伸びています。業務スーパーの平成29年4〜6月の平均売上は既存店だけで前年比102.3%と伸びています。オートバックスも業務スーパーも、グループ全体で順調に推移しています。
・ 「オートバックス・車関連事業」の平成30年3月期第1四半期の売上高は11.8%増(前年同期比)です。営業利益は前年同期の赤字から黒字に転化しました。オートバックスのカー用品の下降傾向は10年前に判明していたので、車関連の「バイクワールド」、「BPセンター」など車の販売、車検と整備に特化し、この業績を達成しました。
・ 株式会社G-7・オート・サービス単体の売上高と営業利益は、消費税増税の駆け込み需要の反動で極端に落ち、戻そうとしている最中です。リーマンショック時も落ち込みましたがそれよりはましという程度で、経済の影響が車関連事業に強烈に響きました。
・ 「業務スーパー・こだわり食品事業」は、売上高7.2%増(前年同期比)でしたが、営業利益はやや減少しました。原因は、約50店舗のリニューアルと13店舗の新規出店経費で、将来はこの13店舗が利益を創出する計画です。食品スーパー全体で、業績の良いところと悪いところの差が極端になっており、当社も平成30年3月期第1四半期に食品スーパーのM&Aを実施したため、出店経費、M&Aの費用、リニューアルの費用等により、利益は2.6%減(同)となりました。
・ 株式会社G-7スーパーマート単体は、リーマンショックも消費税も影響なく、売上高も実に順調です。平成30年3月期通期の営業利益は、それまで出店経費やリニューアル実施で少し利益が落ちていたところから一気に上昇すると予想しています。
・ 「その他の事業」は、「めぐみの郷」のために営業利益は赤字がやや増加しましたが、新しい事業も興しています。チーズタルトと同じ会社で「Zクロッカンシュー ザクザク」というスティックタイプのシュークリームを、埼玉県浦和市と群馬県高崎市の2店舗で販売し、好評を博しています。平成30年3月期第1四半期は、各事業で例年になく予定以上の出店が進みましたが、このようなかたちでその他の事業の底上げを図っています。
・ 当社は、平成17年社長が就任し、東京証券取引所のヒアリングの際、「配当性向は30%」と言って上場が決まったという経緯もあり、配当性向30%を目途にしてきました。平成30年3月期は中間配当金25円、期末配当金25円で年間配当金50円を予定しています。配当性向は約27.5%ですが、毎年予算達成時には業績配当も実施するため、それにより最低30%を達成できるのではないかと期待しています。

 

4.中期経営計画
・ 東京オリンピック・パラリンピックが開催される平成32(2020)年に、売上高1,700億円、経常利益70億円を目指す中期経営計画に取り組んでいます。アグリ事業「めぐみの郷」の展開と、海外事業の2つがポイントとなります。
・ 海外と国内のM&Aについて、現在真剣に取り組んでいます。キャッシュフロー内で、数値目標達成を目指します。オリンピックイヤーで日本の経済状況も良くなると期待しています。
・ 具体的な事業戦略の1つとして、次期役員や経営者の教育するNCC(ネクスト・キャビネット・クラブ)に取り組んでいます。M&Aとともに現在優先的に進めています。

 

5.海外展開戦略
・  進出5年目にしてマレーシアの平成30年3月期第1四半期の業績が飛び抜けています。バイクワールド クランセントラル店の前年同期比は184.8%、オートバックス テブラウシティ店は139.2%という驚異的な数字です。マレーシアの経済規模は日本の約7分の1でまだまだ成長すると見ており、平成30年3月期も赤字を予測していますが、平成31年3月期あたりに黒字化を期待しています。
・ マレーシアのバイクワールド ジョホールバル店が2018(平成30)年3月期第1四半期で黒字に転換しました。明るい兆しと捉えています。

 

6.スポンサード活動
・ 女子プロゴルフの大谷奈千代プロ、吉田弓美子プロ、東浩子プロ、ささきしょうこプロを応援しています。東浩子プロは平成29年9月10日の「第50回 日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯」で3位に入賞し、賞金1,400万円を獲得しました。
・ サッカーJ1のヴィッセル神戸を応援しています。また、プロボクシングで3階級を制覇した井岡一翔選手を応援しています。
・ ARTA(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)という元F1ドライバー鈴木亜久里によるモータースポーツのチームに当社社員・大西隆生が所属しています。86/BRZというレースに参加し、プロに交じって10位以内に入るなど活躍しています。

 

7.質疑応答
Q1. M&Aを推進されていますが、今後の方針をお教えください。またどのような会社がターゲットとなるのでしょうか。
A1. 本業であるオートバックスと業務スーパーに関連する事業はM&Aを積極的に推進します。それ以外のM&Aについても促進していきます。

Q2. 最近の出店状況を見ると、業務スーパーと「テラバヤシ」の出店が多いようですが、貴社の出店選択について教えてください。
A2. 出店については積極的に、特に業務スーパーは、コストがかからない居抜き物件の情報を全国から集めています。最近は競合が非常に多く、東京23区内は地代が高くなっていますが、業務スーパーとその中に入る「テラバヤシ」の出店は全国で促進しています。博多も出店が決まっています。年間目標15店舗のところ既に13店舗出店しているので2倍ほど可能だと見ています。もし博多で物件がありましたら、是非一報をお願いします。

 

以上

 

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