株式会社G-7ホールディングス(7508)

日 時:2017年7月17日

場 所:ミッドランドスクエア5階 ミッドランドホール(名古屋市中村区)

説明者:代表取締役社長 金田 達三 氏

 

1.G-7グループについて

・G-7ホールディングスは、1976年(昭和51年)に設立しました。資本金は、17億8570万円。平成18年に東証第1部に上場しています。代表者は私、金田達三でございます。本社は神戸市須磨区、オリックスバッファローズの本拠地である「ほっともっとフィールド神戸」の目の前です。山の中ですが、環境もよく、新神戸駅から車で15分くらいの距離です。事業内容は、オートバックス、業務スーパーなどを運営する子会社の経営戦略・管理・運営等を行う純粋持株会社です。

・沿革は、木下 守が創業しました。沿革の中で一番大きなことは、平成18年に株式会社G-7ホールディングスに組織・商号を変更し、グループ会社を統括するホールディング体制となったことです。平成24年にはグループ会社の社名変更も実施。各事業会社すべてが「G-7」という冠を付けるようになりました。一昨年は創業40周年を迎え、今年は42年目にあたります。

・創業者の木下 守の写真です。現在は名誉会長で75歳。現役バリバリで頑張っています。G-7の社名の由来は、「G」には、「グローバル」や「ガッツ」という意味を込めています。「7」には、創業者が「セブンボール」という名のボーリング場の敷地内でカー用品の販売を開始したことに由来し、7は当社のラッキーナンバーになっています。

シンガポールに会社を設立する時も、最初は主要国の首脳会議と同じ名前で紛らわしいということで、G7が使えないと言われたのですが、社名の由来と経緯を説明したところ、認められて「G7インターナショナル」という社名にすることができました。

・平成13年に東証二部に上場以来、連結売上高は順調に増加し、右肩上がりに業績は伸びております。平成30年3月期には1,103億円を目指しています。国内の小売業の売上ポジションでいうと、104位くらいに位置します。1,000億円を超えれば順位も2ケタに乗ると思っていましたが、他社もよく頑張っています。当社も毎年、最高益を出しながら、増収増益を続けています。

・グループ会社は、国内はG-7ホールディングス以下7社、海外はシンガポールのG7インターナショナル以下9社を運営しています。

・セグメントは、オートバックス・車関連事業、業務スーパー・こだわり食品事業、その他の事業で構成。G-7グループは、「オートバックス」と「業務スーパー」を核に、全国で躍進するメガフランチャイジーです。オートバックス事業では「オートバックスセブン」とフランチャイズ契約を結び、看板を使って事業を展開しています。業務スーパー事業では「神戸物産」とフランチャイズ契約を結んでいます。

オートバックス事業では、全国にオートバックスが599店あるうち、当社が73店舗を運営しています。業務スーパー事業では、全国で765店あるうち、当社が131店舗を運営しています。オートバックスのFC運営店舗数で当社は全国1位です。2位は神奈川地区を持つ会社で30店舗ですから、当社とは倍以上の開きがあります。業務スーパーでは、新潟地区で展開する会社が直営で43店舗、加盟店を入れても80店舗で、こちらでも当社の運営数が全国1位です。これらのことから、一番大きなフランチャイジーとして、「メガフランチャイジー」を名乗っています。

・オートバックス・車関連事業は、オートバックスを運営するG-7オート・サービスと、バイクワールドを運営するG-7バイクワールドで構成されています。売上高の9割をオートバックスで占めています。

名古屋にもオートバックスの店舗はありますが、残念ながら当社の運営店ではありません。中部地区では福井県で展開。その他では京都、兵庫、岡山、広島、関東では千葉、茨城で展開しています。事業内容としてはカー用品の販売が中心ですが、それだけではなく、中古車の買取販売を行うカーズ事業や兵庫県の「モータウン土山」でのサーキット事業もあります。モータウン土山は、元F1レーサーの鈴木亜久里さんがコース設定を監修しており、一昨日リニューアルオープンし、新たなカートを入れたところです。このカートは身長が120cm以上あれば乗れるので、子どもにも大人にも楽しんでいただき、将来のクルマ好きを作りたいと考えています。開設して10年になりますが、好評をいただいている事業です。「クリスタルセブン」は、洗車コーティング事業で、約2万円のコーティングをすると6ヵ月は手洗いだけでOK。水垢も簡単に取れます。関西では5拠点で板金修理も行っています。

「オートバックスエクスプレス」は、オートバックスが運営するガソリンスタンドです。ガソリンスタンドは数年前に40年以上経過したタンクの改修が義務付けられました。改修費用に5,000万円前後掛かるので、1〜2店舗の小規模経営のガソリンスタンドは廃業するところも増えています。そのためガソリンスタンド数は、10年前と比較すると半分くらいに減っています。そういった背景があるなか、「車のことならオートバックス」なので、当社は利便性を考えるとガソリンスタンドの運営も必要だと考え、既存のオートバックスに併設しながら展開しています。名古屋にあるオートバックスでは、まだこういう形態のものはないようですが、いずれできてくると思います。

二輪車に関しては「バイクワールド」を展開しています。ここはバイクの販売を行う「バイク王」と業務提携しており、バイク用品とバイク本体の販売とのコラボによる新事業として進めています。海外展開も検討しています。

・業務スーパー・こだわり食品事業は、G-7スーパーマートが業務スーパーを運営しています。当社が運営する131店舗中33店が名古屋に集中。名古屋の業務スーパーのほとんどが当社の運営です。

G-7ジャパンフードサービスは、こだわり食品の卸売やPB商品の開発をしています。国内で卸売をするほか、海外にも展開しています。業務スーパーを手がけるG-7スーパーマートもこちらの会社も大きく成長している企業です。

G-7ミートテラバヤシは、一昨年の5月にM&Aした企業で、横浜に本社があります。業務スーパーと共にどんどん出店しており、成長しています。

・その他事業では、G-7リテールジャパン、G-7アグリジャパン、G-7ジャパンフードサービス、G-7オート・サービスがあります。

G-7リテールジャパンが不動産賃貸事業として運営しているG-7モールは、2,000坪から1万坪規模で、当社グループの店舗が店を構えています。また、「良品買館」というリユース事業や女性向けの健康体操教室の「カーブス」を神奈川県下で運営しています。さらに横浜でゴルフ練習場の「ステップゴルフ」を2ヵ所運営しています。

G-7アグリジャパンは、農産物直売所「めぐみの郷」を運営。道の駅と同じような形で、近隣の農家から持ち込まれる農産物の直売所です。農家の活性化のためにTPPが話題になった頃から創業者が始めました。現在6年目ですが、利益は1度出ただけです。社会貢献の側面は非常に強く、先日、開いた生産者の集いの席では、200名ほどが集まるなか、当社がやろうとしていることを再度、各農家にお願いしました。この事業は、当初は農家が売り上げた分の一部を手数料として当社が頂戴していましたが、農家の持ち込んだ商品を全部現金で仕入れる形に変えたところ、農産物に関するノウハウがないので、大量のロスが出るようになり、利益の出ない状況が続いています。今はいい勉強をしていると考えており、今後は成長戦略に乗せて、全国展開したい。2020年頃にはしっかりしたものにしたいと考えています。

G-7ジャパンフードサービスは、1日に5,000個も売れる人気商品であるチーズタルトの「BAKE」を展開。当社は大阪の阪神百貨店やあべのハルカス店、京都の寺町の3店舗を運営しています。開店当初は90分待ちの行列ができるほどの賑わいでした。8月には神戸にも出店。名古屋にも出店していきたいと考えています。

車関連のG-7オート・サービスでは、コインランドリー事業の「マンマチャオ」とたい焼き専門店「やまや本舗」も展開しています。コインランドリー事業は兵庫県で展開していますが、実は日照時間の短い地域に多い業態です。

たい焼き専門店は業務スーパーやめぐみの郷の一角でコーナーを構えており、新たなお客様を引きつけるために取り組んでいます。業務スーパーでは1日2,000人くらいの来店者があるので、たい焼きも非常によく売れます。

・業界内でのポジションとしては、平成29年6月28日の日経MJ小売業売上ランキングによると、G-7ホールディングスとしては、1,103億7,700万円の売上高で小売業全体では104位です。昨年は108位で今年は2ケタになるかなと思ったのですが、まだちょっと足りなかったです。カー用品では、G-7オート・サービスが267位、食品スーパーでは、G-7スーパーマートが182位です。

・ストアネットワークとしては、国内外で409店舗を展開。中部地方には71店舗あります。多店舗を展開しているのは関東と近畿です。中部地方の71店舗の内訳は、業務スーパーが33店舗。オートバックスは中部地方では福井県のみです。バイクワールドは岐阜と名古屋市港区。バイクワールドのあるところに、リユース王国、ダイソー、業務スーパー名古屋港店が併設されています。

 

2.平成29年3月期の業績・平成30年3月通期業績予想について

・平成29年3月期は、売上も純利益も過去最高業績を2期連続で更新しています。売上高は前期比6.2%増の1,103億7,700万円、営業利益は同28.7%増の38億9,700万円、経常利益は同26.1%増の40億6,200万円、当期純利益は同11.4%増の20億8,000万円となりました。6月29日の株主総会で最終発表をしました。安定した成長を続けています。

平成30年3月期の通期予想は、必達目標として売上高は1,177億円、当期純利益が22億円を挙げています。

・セグメント別の業績では、オートバックス・車関連事業が、売上高で前年同期比0.4%増の340億円。営業利益は同17.9%増の12億600万円。業務スーパー・こだわり食品事業が、売上高が前年同期比9.3%増の702億3,200万円、営業利益は同14.5%増の24億1,300万円。その他の売上高は、前年同期比6.9%増の61億3,500万円、営業利益は1億2,400万円で、前年が赤字だったので、黒字に転換しました。

・オートバックスの既存店の売上推移は平均97.8%ですが、新店も含めると101.1%です。業務スーパーは既存店では101.6%で新店を含めると106.7%です。業務スーパーは既存店も前年をクリアしており、本当に安定した事業になっています。

・オートバックス・車関連事業では、カー用品は全国的に落ち込んでいます。その代わり、車検や整備、中古車販売やガソリンスタンド、コーティングや洗車等、新しい事業を進めています。増収増益に向けて、車関連の新しいことに取り組んでいきます。

また、マレーシアでオートバックスとバイクワールドを夫々2店舗展開しています。バイクワールドはタイのバンコクにも出店します。さらに、バイクワールドとバイク王の資本提携が今うまく回り始めています。

・G-7オート・サービスの業績推移を見ると、デコボコとしているところがありますが、これは消費税の関係です。消費税が上がる前に駆け込みで売上が上がり、その反動がドカンと来て、第2四半期まで影響が及んだことが、営業利益の低下に現れています。その後、回復傾向にあり、今期の売上は324億6,400万円、営業利益で13億2,300万円を計画しています。

・業務スーパー・こだわり食品事業は、順調に推移しています。店舗数も増えています。

・G-7スーパーマートの業績推移を見ると、今期の利益予想は前年よりも飛び出ています。これは、2年くらい前から店舗の老朽化により5億円をつぎ込んでメンテナンスに取り組んできたためで、平成29年3月期は約50店舗でリニューアルを行った関係で、やや利益が減っています。今期はその分がなくなるので、利益に反映しています。

G-7スーパーマートは、今年4月から関 大作が新社長として就任しています。創業者の娘さんの婿です。しかし実力があってのことで、こういった数字をあげてきたのも、彼の活躍によるところが大きいのです。

・その他事業では、前年の営業利益は3,900万円のマイナスでしたが、今期は1億2,400万円の実績をあげました。「BAKE」など新しい事業が当たってきたということだと思います。

・平成30年3月期第1四半期ではさまざまな業態で合計14店舗がオープンしています。さらに7月13日オープンの店もあります。これまでは業務スーパーとオートバックスが中心でしたが、いろいろな事業にチャレンジしています。

・近年の配当は47円、53円、50円と推移しています。

・配当については、平成17年に私が代表になった時から配当性向30%を守りたいと考えてきました。平成29年3月期は、中間配当20円、期末配当20円に特別配当13円を加え、年間53円となりました。平成30年3月期は、中間配当25円、期末配当25円で年間50円を予定しています。ただ、予算を達成して業績がよければ、配当性向30%の範囲で業績配当もやりたいと考えています。

・株価の推移では、一番安値で326円、最高値は2005年に2,405円でした。アナリストによると当社の株価は3,000円でもおかしくないと言われています。また名古屋でこれまで3〜4回、会社説明会を開いていますが、そのたびに株価が上がっており、当社にとって名古屋はツキのもらえる場所だと思っています。

 

3.中期経営計画について

・当社は、2020年(創業45周年時)に、売上高1700億円、経常利益70億円を目指しています。

・中期事業計画では、7つの計画があります。なかでも、次期役員・経営者を養成するNCC(ネクスト・キャビネット・クラブ)は、今年で3年目に入りました。役員の若返りを図ったところ、業績は絶好調で、若手が伸びています。

 

4.海外展開について

・海外事業は、マレーシアにオートバックス2店舗、バイクワールドを3店舗を出店し、各店とも2ケタ成長しています。

・海外事業の飲食・アグリ・食品輸出に関しては、東南アジアでのレストラン事業を展開しています。また、アグリ事業では、ミャンマーとベトナムの農場で野菜生産をしており、少しずつ出荷できるようになりました。

 

5.スポンサード活動について

・女子プロゴルファーの東浩子プロ、吉田弓美子プロ、大谷奈千代プロ、ささきしょうこプロを応援しています。ウェアにG-7のロゴが入っていますから、トーナメントを見る時はそこにも注目してください。

その他に、サッカーJ1のヴィッセル神戸やプロボクシングで3階級制覇した井岡一翔選手を応援しています。また、元F1レーサー鈴木亜久里のモータースポーツプロジェクトARTA(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)に参加しています。

 

6.質疑応答

Q1.さまざまな事業展開ができるのは、貴社の人材力だと思いますが、どのようにして優秀な人材を育てているのですか。

A1.一つお金。それから教育に関しては、NCC(ネクスト・キャビネット・クラブ)とNCC養成塾の二元体制で、研修や外部講師によるセミナー等いろいろな勉強を行っています。知識と技術が必要な仕事ですから、入社当時から集合教育を行い、意識改革も図っています。その結果、平成6〜8年入社の社員が経営陣に加わるほど成長しており、今後も続けていきたいと思います。

 

Q2. 最近の出店状況では、業務スーパーとテラバヤシの出店が中心ですが、出店戦略について教えてください。

A2. 業務スーパーは居抜物件で展開しています。居抜物件は競合も多く、取りにくいのですが、こまめに情報収集して、G-7スーパーマートの代表取締役社長の関が、地主様と直接交渉しています。スピードアップしてその場で決めることが当社の強みになっています。

業務スーパーの中の肉屋として、テラバヤシがテナントで入っているので、業務スーパーが出店すれば、テラバヤシも全部ついていきます。そのため両店の出店が増え、相乗効果をもたらしています。

 

以 上

 

 

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