株式会社G-7ホールディングス(7508)
日 時:2017年7月30日
場 所:ホテルオークラ札幌 札幌市中央区
説明者:代表取締役社長 金田 達三 氏

 

1. G-7グループについて
・G-7ホールディングスは、1976年(昭和51年)6月18日に、設立しました。一昨年、創業40周年の式典を行いました。資本金は、17億8570万円。2005年に東証第1部に上場しています。代表者は私、金田達三でございます。本社は神戸市須磨区、オリックスバッファローズの本拠地やヴィッセル神戸のサッカーの球技場があり、山の中ですが、環境もよく、アタマが良くなるパワースポットもあります。事業内容は、オートバックス、業務スーパーなどを運営する子会社の経営戦略・管理・運営等を行う純粋持株会社です。
・沿革は、木下守が創業しました。現在は、名誉会長を務めており、創業者記念館も開設。「生涯現役で頑張る」と今でも先頭に立っています。沿革の中で一番大きなことは、2006年に株式会社G-7ホールディングスに組織・商号を変更し、グループ会社を統括するホールディング体制となったことです。また、2011年にシンガポールに海外統括会社を設立。海外事業も展開しています。一昨年は創業40周年を迎え、今年は42年目にあたります。木下守が一代で築いたホールディングスです。
・創業者の木下守の写真ですが、実物は写真よりももっと若いです。
G-7の社名の由来は、主要国の首脳会議とはまったく関係ありません。「G」には、「グローバル」や「ガッツ」という意味を込め、「7」には、創業者が「セブンボール」という名のボーリング場の敷地内でカー用品の販売を開始したことに由来し、7は当社のラッキーナンバーになっています。シンガポールに会社を設立する時も、最初はG7が使えないと言われたのですが、社名の由来と経緯を説明したところ、認められて「G7インターナショナル」という社名にすることができました。
・2001年に東証二部に上場以来、連結売上高は順調に増加し、右肩上がりに業績は伸びております。一昨年の創業40周年という節目の年に、売上目標1,000億円を掲げ、1,038億円の実績を築きました。創業者も大変喜びましたが、さらに手綱を引き締め、高い目標も立てています。当社の21世紀のビジョンは、1兆円企業へのチャレンジです。21世紀中なので、私もすでに存在しないかもしれませんが、魂は残るということで、高いビジョンを掲げています。また国内だけでなく、海外展開もしっかりと考えています。
・グループ会社は、国内はG-7ホールディングス以下7社、海外はシンガポールのG7インターナショナルのほか、マレーシア、ミャンマー、インドネシア、タイ、台湾に子会社を展開しています。海外進出は今期で6年目を迎えています。国内では、G-7オート・サービスがオートバックスを、G-7スーパーマートが業務スーパーを、G-7リテールジャパンはリテール・リユース・不動産、G-7バイクワールドが二輪車、G-7アグリジャパンがめぐみの郷で農家とのタイアップ、G7ジャパンフードサービスが食品卸・製造・輸出・飲食、G-7ミートテラバヤシが精肉事業をしています。G-7ミートテラバヤシは、一昨年5月に子会社化した会社です。ここが大きくなっているので、前年の業績に貢献しています。
・セグメントは、オートバックス・車関連事業、業務スーパー・こだわり食品事業、その他の事業で構成。G-7グループは、「オートバックス」と「業務スーパー」を核に、全国で躍進するメガフランチャイジーです。オートバックスは「オートバックスセブン」と、業務スーパーは「神戸物産」とフランチャイズ契約を結んでいます。それぞれ、FC加盟店の中では、もっとも多い店舗数を有しています。
・オートバックス・車関連事業は、G-7オート・サービスがオートバックスのカー用品販売を中心に、ガソリンスタンド、洗車、車の板金・塗装、車検整備、買取・販売等を行っています。当社グループの中でも看板事業です。
オートバックスエクスプレスは、オートバックスが運営するガソリンスタンドです。ガソリンスタンド業界は、10年前に5万軒あったのが、今、3万軒に減っています。その背景としては、ハイブリット化や、普通車から軽四へのニーズの移行等があります。今、営業車を除くと、全国で6,000万台が利用されている中で、軽四が2,000万台を占めており、増加傾向にあります。さらに2011年の法改正で、40年以上経過したタンクの改修がガソリンスタンドに義務付けられました。このため1〜2店舗の小規模経営のガソリンスタンドは廃業するところも増えています。しかし当社は車関連の事業を行っているため、本部とのタイアップでガソリンスタンドにも取り組み、現在7拠点を展開しています。
その他、車の買取事業や、将来のクルマ好きを作るために、子どもも大人も楽しめるサーキットの運営にも取り組んでいます。兵庫県の「モータウン土山」で、開業して5年になりますが、7月にリニューアルオープンいたしました。関東にも進出したいと考えています。
「クリスタルセブン」は、洗車コーティング事業で、約2万円のコーティングをすると6ヵ月は水垢知らず。さらに行うと1年半は持ちます。少し高めのモノを選ぶと、ほぼ手入れなしで済みます。板金事業や安全運転装置の取り付けなども行っています。
二輪車に関しては、G-7バイクワールドが全国で12ヶ所、バイクワールド店を展開しています。
・業務スーパー・こだわり食品事業は、G-7スーパーマートが神戸物産とフランチャイズ契約をして、業務スーパーを運営しています。今、都内は絶好調で出店しています。当社の業務スーパーは、看板の横にG-7グループと入れていますから見てください。神戸物産も当社も業務スーパーの好調に支えられており、増収増益を続けています。
G7ジャパンフードサービスは、こだわり食品の卸売やPB商品の開発をしています。全国で3万点くらいの商材を百貨店や専門店に卸しています。最近はシンガポールにも輸出しています。
G-7ミートテラバヤシは、精肉業で、もともと業務スーパーのテナントとして入っていた肉屋です。後継者関係で当社がM&Aすることとなり、今、100億円の経済効果をもたらしています。業務スーパーと共にどんどん出店しており、成長しています。
・その他事業では、G-7リテールジャパンがG-7モールなどの不動産賃貸事業を行っています。G-7モールは、一番大きなところで1万坪規模で、これらの開発やテナントの誘致をしています。またG-7リテールジャパンでは、「良品買館」というリユース事業や女性向けの健康体操教室の「カーブス」を神奈川県下で運営しています。
G-7アグリジャパンは、農産物直売所「めぐみの郷」を運営。当社が場所を提供し、近隣の農家が商品を持ち込んで値段を付けて売る農産物の直売所です。しかし、農家の持ち込んだ商品を全部現金で仕入れる形に変えたところ、農産物に関するノウハウがないので、大量のロスが出るようになり、利益の出ない状況が続いています。
G7ジャパンフードサービスは、お好み焼きレストランの「七つの壷」やチーズタルトの「BAKE」を展開。「BAKE」のチーズタルトは、1日に5,000個も売れる人気商品となっています。当社は、関西では、あべのハルカス店など3店舗を運営しており、近々そごう神戸店にも出店する予定です。
車関連のG-7オート・サービスでは、コインランドリー事業の「マンマチャオ」とたい焼き専門店「やまや本舗」も展開。コインランドリー事業はオートバックスの敷地内やG-7モール内で、たい焼き専門店は業務スーパーの一角でコーナーを構えています。業務スーパーに買物に来た多くの方は、たい焼きも買われる。東京にはまだ進出していませんが、有名店にも引けをとらないほど美味しいです。
コインランドリーは、羽毛布団も洗える大型の機械を設置。コインランドリーの技術が、最近とても進化していることに着目して始めました。
コインランドリーもたい焼きも、オートバックスや業務スーパーに新たなお客様を引きつけるために取り組んでいます。
・業界内でのポジションとしては、G-7ホールディングスとして売上高1,000億円を超えましたが、小売業全体では104位です。カー用品では、G-7オート・サービスが267位、食品スーパーでは、G-7スーパーマートが182位です(データはすべて2017年6月28日・日経MJ小売業売上ランキング)。全体的には毎年、順位を上げています。私は売上高1,000億円を超えれば2ケタに達するかと考えていましたが、もうひと息です。
・ストアネットワークとしては、国内外で409店舗を展開。関東には141店舗あります。近畿でも146店舗で、関東の市場が大きいことがわかります。現在、どんどん出店しており、おそらく今期中には関東と近畿の出点数が逆転するものと思います。現在15店舗の北海道や5店舗の九州にも、出店を計画しています。
・業態別の地域ごとの内訳は、北海道で業務スーパーが7店舗、近畿でオートバックスが36店舗など。海外でも、マレーシアではオートバックスが2店舗、バイクワールドが2店舗、らーめん神戸が1店舗など。ベトナムとミャンマーでは農場を運営しています。非常に奥地で、土壌回復も難しく、やっといちごを生産し始めています。海外はスピード感を出すまでが難しいことを実感しています。

 

2. 2017年3月期の業績・2018年3月通期業績予想について
・2017年3月期は、グループ全体で増収増益の結果となりました。前年が悪すぎたのでは?という意見もありますが、決してそうではありません。売上高は前期比6.2%増、営業利益は同28.7%増、経常利益は同26.1%増、当期純利益は同11.4%増となりました。売上高は1,103億7,700万円、当期純利益も20億円を超えました。
2018年3月期の通期予想は、必達目標として売上高は1,177億円、当期純利益が22億円。5%以上の増収増益を目指しています。私が社長を務める限り、必達できる数字です。
・セグメント別の業績では、オートバックス・車関連事業が、売上高で前年同期比0.4%増、営業利益は同17.9%増。業務スーパー・こだわり食品事業が、売上高が前年同期比9.3%増、営業利益は同14.5%増。その他の売上高は、前年同期比6.9%増、営業利益は前年が赤字だったので、黒字に転換しました。売上構成比は、オートバックス・車関連事業が全体の30.8%、業務スーパー・こだわり食品が63.6%、その他が5.6%です。
・オートバックスの既存店の売上推移は平均97.8%、業務スーパーの既存店平均は101.6%です。新店も含めると、オートバックスで101.1%、業務スーパーで106.7%です。増収増益に貢献しているのが、この2つの事業です。
・オートバックス・車関連事業では、車買取・販売事業が好調に推移しています。また、雪が降ると儲かるという事実があり、天候とは関係があります。オートバックスの主要カテゴリー別売上高状況は、前期比でタイヤ・ホイールが96.4%、サービス(車検、板金、塗装など)が99.2%、カーズ(車買取・販売)が102.8%、保険が107.5%となっています。海外では、マレーシアの「オートバックス」(2店舗)「バイクワールド」(2店舗)が、全店増収増益と好調に推移しています。また、G-7バイクワールドは、二輪車の小売業を展開する「バイク王&カンパニー」との資本業務提携を締結。今、バランスのよいビジネスを展開しており、プラスに働きだしています。
・G-7オート・サービスの業績推移を見ると、デコボコとしているところがありますが、これは消費税の関係です。消費税が上がる時に駆け込みで売上が上がり、その反動がドカンと来て、第2四半期まで影響が及んだことが、営業利益の低下に現れています。売上の回復力に比べ、利益の回復力がやや弱いのですが、それでも増収増益を続けており、今期も売上高で324億6,400万円、利益で13億2,300万円を達成していきます。
・業務スーパー・こだわり食品事業は、順調に推移しています。売上と利益のバランスもよくなっています。店舗数も前期に比べ、15店増えています。新店出店で経費を使いつつも利益も出しています。
・G-7スーパーマートの業績推移を見ると、2017年3月期は約50店舗でリニューアルを行った関係で、やや利益が減っています。
・その他事業では、前年の営業利益が3,900万円のマイナスでしたが、1億2,400万円の実績を上げました。少しバランスがよくなってきたのではないかと考えています。たい焼き専門店「やまや本舗」に関しては、次回、いい報告ができるものと思います。
・今年度の第1四半期(4〜6月)は、14店舗が出店しています。
・2018年3月期の見通しとして、配当について前期は30.9%の配当性向でした。今期は27.5%で50円を予定しています。配当性向は、ほぼ30%前後を維持しています。今期もおそらく業績配当が出せるのではないかと思います。当社は控えめなので、少し控えめにしておいて、業績が出れば増やしていきたいと思います。
・株価の推移では、一番安値で326円、最高値は2005年に2,405円でした。今もまた上がっています。皆さんから期待していただいているのだと思います。

 

3. 中期経営計画について
・当社は、2020年(創業45周年時)に、売上高1700億円、経常利益70億円を目指しています。内訳ではオートバックス・車関連事業と業務スーパー事業でほとんどを占めています。また、海外事業とアグリ事業がポイントとなります。海外事業が売上高100億円、アグリ事業で80億円に行くか行かないかが、2020年の目標値へのカギです。
・中期事業計画では、7つの計画があります。なかでも、次期役員・経営者を養成するNCC(ネクスト・キャビネット・クラブ)は、今年で3年目に入りました。役員の若返りを図ったところ、業績は絶好調で、若手がガンガン伸びています。今期、増収増益で予算を達成すると、私の首も危ないくらいです。人に力を掛ければ、業績は伸びることもよくわかりました。また、M&Aもどんどんやっていきたい。キャッシュフローの中で、約40億円のM&Aを考えています。

 

4.  海外展開について
・海外事業は、マレーシアにオートバックス2店舗、バイクワールド2店舗を出店し、各店とも2ケタ成長しています。今後もどんどん出店し、2020年に売上高100億円の目標があるので、次回はいい報告ができるものと思います。
・海外事業の飲食・アグリ・食品輸出に関しては、G7ジャパンフードサービスが海外輸出を手がけています。アグリ事業では、ミャンマーの農場で野菜生産をしており、少しずつ出荷できるようになりました。

 

5. スポンサード活動について
・女子プロゴルファーの東浩子プロ、吉田弓美子プロ、大谷奈千代プロ、ささきしょうこプロを応援しています。ウェアにG-7のロゴが入っていますから、トーナメントを見る時はそこにも注目してください。
その他に、サッカーJ1のヴィッセル神戸やプロボクシングで3階級制覇した井岡一翔選手を応援しています。井岡一翔選手は、4回戦ボーイの頃からずっと応援しています。また、元F1レーサー鈴木亜久里のモータースポーツプロジェクトARTA(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)に参加しています。

 

6. 質疑応答
Q1. 国内において、オートバックスや業務スーパーはまだ出店余地がありますか。
A1. あります。北海道では、業務スーパーのほか、めぐみの郷やコインランドリーの出店を積極的に行いたいと思います。店舗を出すことによって当社が成長するとともに、地域の利便性を高めていきたいと考えています。

Q2. その他事業にはさまざまなものがありますが、その中からオートバックスや業務スーパーのような事業の柱に育つと期待している事業はありますか。
A2. めぐみの郷を1つの大きな柱にしたいと思っています。二輪車のバイクワールドの展開にも期待しています。精肉のミートテラバヤシも業務スーパーと同様に成長しますので、ここにも注力してきます。海外についても気合を入れ直して取り組む予定です。

Q3. 小売業界では人材不足といわれていますが、貴社は何か対策を採られていますか。
A3. 今年はグループ全体で89名の新入社員を採用しました。当初の予定は200名でしたから、新卒の採用は難しくなっています。しかし、応募があれば全員採るわけではなく、ある程度選別させていただいています。今年もグループで200名の新卒採用を目標にしています。関東、関西を問わず、人事の者が出向き、企業説明を積極的に行っていきます。

Q4. M&Aを推進されていますが、今後の方針を教えてください。また、どのような会社がターゲットとなるのでしょうか。
A4. M&Aはキャッシュフロー内で行います。2017年度第1四半期は、食品スーパー4店舗を運営する会社と中古車の輸出販売を手がける会社、合計2件のM&Aを実施しました。M&Aのターゲットは、現在われわれが行っている事業を展開している会社です。

以上

 

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